保険診療と自由診療の違いとは

歯科治療には、保険が適用されるものと自費になるものがあります。保険治療では、費用を抑えられるという大きなメリットがありますが、治療は「最低限の機能回復」に留められており、見た目や使用感などを追求することはできません。

一方自由治療では、費用の負担は比較的大きくなりますが、選択できる素材や様式に制限がないため、見た目や使用感を追求することができます。どちらにもメリット・デメリットがありますので、当院では患者様のご希望をふまえて、一人ひとりに適した治療をご提案いたします。

  保険診療
保険治療
自由診療
自費治療
素材・様式 保険適用内のものにかぎられている ご希望に応じて、豊富な選択肢がある
審美性・機能性 追求はできない 追求できる
費用 抑えられる 比較的高額になる
治療例 銀歯、レジン(歯科用プラスチック)床入れ歯  など セラミックを使用した虫歯治療(審美歯科治療)、金属床入れ歯、インプラント など

詰め物や被せ物ができるまで

詰め物や被せ物は、どうやってつくられているのでしょうか? こちらでは、前歯部分などの白い歯(自由診療)ができるまでの過程をご紹介します。

STEP1: ワックスでの歯の製作

はじめに、土台の模型に完成時の被せ物の形になるようワックスで歯を製作します。前歯は、患者様によって形が異なるため、一人ひとりの噛み合わせなども考慮して形を整えます。

STEP2: 金属での歯の製作

次にワックスの歯を石膏に入れて型をとります。できた型に溶かした金属を流し込み、冷やして固め、金属の歯をつくります。

STEP3: 金属の歯を白くする

金属の表面を処理した後、セラミックを焼きつけ、形を整えていきます。最後に表面をピカピカにみがき上げます。

STEP4: 被せ物の完成

美しい前歯の被せ物が完成しました。

医療費控除について

医療費控除とは、生計をともにする家族において1年間の医療費が10万円(総所得額が200万円以下の場合は総所得の5%)を越えたときに、申告することで税金の還付が受けられる制度のこと。自由診療には保険は適用されませんが、医療費控除の対象になることがありますので、領収書はきちんと保管しておきましょう。

医療費控除額の計算式

[1年間に支払った医療費]-[10万円※]-[生命保険などで補てんされた額]=[医療費控除額(200万円を上限とする)]

または合計所得金額の5%のうち、いずれか低いほう

医療費控除の対象などについて

対象となる方 同居・別居を問わず、確定申告を行う本人と生計をともにしている人。
対象となるもの 病気の治療、療養目的で医療機関に支払った費用。薬局で購入した医薬品代。電車、バスなど通院のための交通費。  など
申請に必要な書類など
  • 医療費控除内訳書(税務署、国税庁ホームページなどで入手可能)
  • 源泉徴収票
  • 医療費の領収書(収入印紙は不要です)
  • 医療費控除の対象となる領収書
  • 交通費などのメモ
  • 医療費を補てんする生命保険の給付金額が記された書類
  • 還付金が振り込まれる銀行の口座番号(申告者本人名義のもの)
  • 印鑑

※ 医療費控除についてくわしくは、最寄りの税務署までお問い合わせください。

治療に関するお問い合わせは 042-740-1918 口コミで話題の相模大野の歯医者さん、宮内歯科クリニックへ